長い自粛期間中にお客様からよく聞いたお声、股関節の痛み。そして私自身も痛みがでました。
ケースバイケースだとは思いますが、原因の仮説、そして対処方法につてです。
前提として
・膝を胸に引き寄せ、抱えるような体制をとった時に「脚の付け根、前側が痛い」と感じる場合のお話です。
私自身がこの痛みを感じていて、このケースについて検証した記事です。
他の場合の原因や対処法については、異なる可能性があります。
原因1.歩行不足
画像のように、脚の付け根と言われる骨盤と大腿骨のジョイント部分は、カップ部分にはめ込むような形になっています。このはめ込みがうまくいかないと、痛みが出たりします。
上記の「前提」の状態は恐らくうまくはまり込まずに、緩んで前にずれている状態です。
ヒトが歩行をするときに使われている筋肉のいくつかは、脚の付け根(大腿骨と寛骨のはまり込み)に関係が深い筋肉です。
散歩、軽いウォーキングの時に使われているインナーマッスルで
腹横筋
内閉鎖筋
外閉鎖筋
これらは軽いウィーキングのような歩行の時は常に収縮し、働いていると。
この中で外閉鎖筋と内閉鎖筋は深層外旋六筋で、脚を外旋(外回しに回す動き)する時に働くインナーマッスルの一つです。そしてこの「外に回す」そして「うまく機能している」事が、大腿骨のはまり込みに重要です。
歩行によってこれらが、意識せずとも自然に使われている状態。
2020年3月からの長い自粛期間で歩行不足→足の付け根の痛みにつながった方が多いのでは。。と私は予想しています。
原因2.〇〇っぱなし
「座りっぱなし」「立ちっぱなし」
自粛期間中、これが多かったんではないでしょうか。
ここで「座りっぱなしはわかるけど、立ちっぱなしだった??」
と思った方、家庭でお料理を担当されていませんね!(笑)
冗談でもなんでもなく、自粛期間中はこの「料理を担当している方」は、ほぼ一日中キッチンにたってる状態でした。朝ごはんを用意する→洗濯をする→昼ご飯を作る→食器を洗う→夕飯を作る。。ルーティーンというよりか、サイクル。途切れません。
立っている時間が多くなる、しかも体の全面で作業する事ばかりですので、自然と体は少し前に傾いた状態になってます。
少し折れ曲がった状態で圧がかかっている。。痛くもなります。
もちろん、座りっぱなしだった方も、長時間同じ姿勢だと筋肉は緊張します。それが関節の痛みや腰痛につながります。
もちろん、ヨガや室内で行える運動をされていた方もおられると思います。私もヨガをしていました。しかし、歩行をしないという事で、普段歩行がどれだけ体にいい影響を与えてくれているのかがわかりました。
生活の中に自然に、ちょうどいい長さの歩行を取り入れると、いまよりもっと快適に日常を過ごせるかもしれません。
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